読書・豆腐

最近、意欲が少しずつ私に戻ってきたようで、まず、何よりも本が読めるようになったのが嬉しい。掃除もしたくなってきた。
何も意欲のなかった先月は時間がたつのがとても遅くて、まるで今月はその2倍の速さで時間が流れているかのようだ。


スーパーの豆腐売り場を見るともなしに見ていると、ふと、冷や奴が食べたくなった。
豆が嫌いな私は、豆腐だって好きではない。出されれば食べるが、自分から進んで食べようとは思わないし、まして自分のために購入したことなんて皆無だ。
それが私はあさつきまで買って、家に帰り、スーラータンを飲みながら、冷や奴を食べた。
とくべつ、美味しいというわけではなかった。
しかし、私はまた食べてしまう気がする。


ホルモンとは恐ろしい。私を私たらしめるものとはなんだろう。