ズーラシア

妹一家とズーラシアに行く。


が、その前に、車に乗っけてもらうため、待ち合わせ場所に行くと、妹は「ちょっと寄りたいところがあるんだけどいいかな?」と言って、実家の近くのジャスコに向かった。
なんでも、今年の仮面ライダーのベルトは、コインを3つ入れて作動させるもので、そのコインの組み合わせによって出る音が違い、そのコインの手に入らなさったらないのだそうで、とにかく甥へのクリスマスプレゼントとして必要なそれを手に入れるため、昨日も1時間半並んだがダメで、今日は抽選で、一人一枚番号が貰えるから、人数は多ければ多いほど良い、とのことだった。
なんだかよくわからないが、抽選会場に行ったら父がいた。まもなく母も来るという。
やってきた母は、私と夫がいることに驚いていた。
ということで、一家が全員揃ってしまい、もらった抽選券は8枚。抽選券は、50枚近く出ている。当たるのはたった6人。
甥たちをゲームセンターにおいやってごまかし、抽選会が始まると、一番目で私が当たった。
妹と母は歓喜し、私のおなかを叩きながら「ありがとー!」と言った。妊婦が抽選に強い、は本当だった。「ここで運使ってしまった…」とぼやくと、母は「こういうのはみんなが喜ぶことに使ったほうがいいのよ!」と言った。それもそうだ。しかし、年末ジャンボは買わせていただく。


ズーラシアは、相変わらず楽しかった。
子供連れだと、広い場所の方が、なんだか疲れない。エネルギーが空中に分散するから?
お昼ごはんを食べた直後に子供達が目に見えてエネルギーが溢れて走り出したのには驚いた。
子供は広い場所に出ると自動的に走る。誰かが走り出すと走る。夫も一緒になって走っていた。犬がいたら犬も一緒に走るのだろう。
私は幼稚園の時、みんなが走り回っているのを見て絵本片手に鼻で笑っている子供だった(幼稚園の先生談)。飼っているのも猫だ。けどきっと、夫が走ってくれるだろうし、今度は鼻では笑わない。


車で家まで送ってもらい、別れ際、車内の3歳児に「またきてね」と言われ、ぐっときた。妹は「また連れてってね、でしょ」とたしなめていたが、私も夫も、またくるよ、と手を振った。