悪夢

悪夢を見た。


昔住んでいた実家に、私達はまだみんな住んでいて、そこに滞在している私の友人が、命を狙われていた。
様々な脅しのメッセージを受け、しかし今晩が無事に過ぎれば、全てハッピーエンドで終わるという日、私は、両親の部屋に彼女も呼び寄せ、ここで今夜は全員で寝よう、と言った。
彼女は、私の部屋で寝泊まりしていたので、そっちはどうしようかと言うので、ベッドに人が寝ているように細工してきたらいい、とアドバイスをした。
彼女はそのようにして自分の荷物を私の部屋から引き上げて、寝室にやってきた。
すると母がやってきて、彼女が一緒に寝ることに難色を示した。
母は母で、最悪家族を巻き込むようなことがあってはならないという考えだったのだが、私は、そんなことを言うなんて、母が犯人なのではないかと言った。母は怒り、そんな風に思うなら、あなたが彼女の代わりに自分の部屋で寝なさい、と言う。
私は自室に行った。ベッドを見やると、彼女が作った「誰かが寝ているふり」としての布団の盛り上がりがあった。クローゼットが開いていたのでそれを閉じたりしながら、ふと、脅しのメッセージを見た時、彼女自身は最初にどこにいたんだっけ、ということが頭をかすめた。布団の盛り上がりがなんだかやけに硬く見える。弱気を打ち消すように、私は背中からベッドにダイブすると、布団の中に、誰かがいる。私はとびのいて出口に向かう、背後から私に手が伸びるのがわかる、私は大きな声で「誰かいたーーー」と叫んだ。


叫びながらその自分の声で目が覚めると、夫が、どうしたの、と驚いていた。
夢の顛末を話すと、「それは怖いね。でも、叫んでいたのは違う言葉だったよ」と言う。「やっぱり××だった、って叫んでた」………なにそれ怖い!!!!
××のところは聞き取れなかったと夫は言った。誰。誰だったの。二重に怖い。
夫に、「寝る前に進撃の巨人なんか読むからだよ」と言われた。べつにあんなの怖くないけど。やっぱりミステリー見過ぎかしら。


夢診断を調べると、殺されそうになる夢は、肉体的・精神的に無理をしている状態、だそう。
教育費と老後の資金に関してどう貯金していけばいいのかと暗くなったりしていたからだろうか。肉体的には全く無理していないと思うのだけど…。
悪夢って、胎児になにか影響するのかな。今日は寝る前に、牧歌的なもの読んで寝よう…。