おなかの張り

後期に入って、おなかがしょっちゅう張るようになった。
少し立ったり歩いたりするだけでも張るし、横になってもすぐに治まることもないし。
助産士に相談したら、「波のようなリズムで張ったり痛くなったら病院に来てください」と言われた。


私の張りは、おなかの中でゆるんでいる臓器が、ぎゅぅぅぅっと収縮して、手のひらがパーだったものがグーになるような感じ。おなかの上から触るとカチカチと硬い。
そんな張りの中でも、最近は我が子はおかまいなしに動くから、なんかもう、非常に「やめてくれー」という感覚だ。その上を更におかまいなしのパリが通過していったりするから、カオス!!と叫びたくなる。
そんな中夫は、すぐに腹の上に乗ろうとするパリをはらいのけたり、腰や肩のつぼを押してくれたり、手を腹の上において子供の胎動を鎮めたり(やはり夫が触ると静かになる)(夫はちょっと寂しそうだが私には非常にありがたい)。
おなかの張りも、夫に撫でてもらうとすぐにやわらぐ気がする。


今日は雪が降って、そのせいで朝起きられず、昼過ぎまで、スイミンを抱きながらこんこんと眠った。
スイミンは決しておなかの上に乗らない。

買物リストアップ

必要になるものを、必要な時期に照らし合わせて、買うもの、借りるもの、価格を調べてのリストアップをして予算をたてるというのを夫婦で行うこと5時間。…5時間!!!!!
私は生まれてきたら子供に言いたい。買物のリストアップだけでお父さんとお母さんは顔付き合わせてPCパチパチ言わせて関数作って5時間かけたのだよ…!と。


しかしあらかじめある程度リサーチしておいて良かった。
していなかったらもっと時間がかかって、というか、ただ途方に暮れてしまうところだった。
参考になったのは、ネットのお友達の比較ブログと、妹の意見、たまご倶楽部の今までのおまけムック(本当に買って良かったグッズ等)。


だっこひもは、実際にお店で装着して生後一ヶ月のものから使えるものを選ぶ予定。
夏には田舎で法事があるので、首が座ってなくても使えるだっこひも&ベビーカー必須。
あと、欲しかったベビーベッドが想定していたよりも3万円ほど安く買えそう。
インターネット、ありがたや。


必要なものだけで約209,000円。
迷っているものが36,000円。
大体想定内。
服やベビーバスやベビーチェアなんかを借りてこの値段だから、全て買う人は更にかかってくるんだろうなぁ。
「6万円しかかからなかった」って雑誌に載ってた人、なんで???うらやましい!
わが家で買おうとしているので高いのは、ベビーカー。これだけで5万くらい予算とってる。
次が布おむつ周りと、ベビーベッド。


■産前買う(4月上旬)
必須 154,000円  迷い中 26,000円


■産後買う(6月下旬〜7月上旬)
必須 55,000円 迷い中 10,000円


産前使うものには、私の入院グッズや授乳服も含まれています。
ネットを見ていると、皆さんセールとかをちゃんとチェックしているみたいだから、私も見習わないとな。

妊娠してダメになったもの

相変わらず全くダメなもの
コーヒー・タバコの匂い
でも大分平気になった。スタバにも入れる。でも車内で缶コーヒーとか飲まれると、臭くてたまらない。


それと、牛乳。これももう妊娠してからずうっと。でも、違うのは、飲みたいので飲んでしまうのだということ。
ちょっとなら平気なのに、ある一定量を超えると、なぜか脳貧血のような状態に。
今日も牛乳を飲み過ぎて、1時間くらい気持ちが悪くて横になっていた。
なのに夜、カレーを作って、食べる時に牛乳をプラスして、それを食べ過ぎて、今、頭部が冷たくてガンガンする。
一体これはどういうわけなのだろう。
牛乳が好きなのでちょっと辛い。


夫が、「自分に、娘を持つ親の気持ちが芽生えたのを実感したことがあったよ!」と言うので、
なにかと尋ねたら、とある娘さんが、集団痴漢にあって泣きながら家に帰ってきた、という話を聞いて、今までにないほどの怒りと憤りを感じたらしく、そんな自分にハッとしたのだそう。


今日は二人で隅田川まで歩いた。花川戸のあたりはのどかで、ここに暮らすのもいいなぁと思ったけれど、花火の関係で川沿いのマンションはきっとものすごく高いんだろう。


さんざん歩いて、合間合間にのぞき見えるスカイツリーはでかすぎて霞んでいて、映画3丁目の夕日の、建設中の東京タワーのCGみたいだった。


途中、入れたいこども園を見に行った。
うちからは、まあちょっと歩くことになるけど、やっぱりここがいいね、園庭も広くて日当りも良くて、と言い合った。どうか入れますように。

昨日の失敗

「今日の夕飯は巻きカツだから、一緒に巻こう」と私が言って
昨日、夫が洗い物をしてくれていたので、その間にと私が巻きカツを巻いていて、どんどんと料理を進める中で、味噌汁を作り終わって手の空いた夫に、あれこれと雑用を頼んでいたら、ゴミ捨てから帰ってきて、夫がしょんぼりしていた。
TVで野球もやっていたので、野球が見たかった?と聞いたが、首を降る。
なんかいろいろ頼みすぎた?と聞くが、そうじゃない、と言う。
じゃあなに、どうしたの、と聞くと、一緒にカツを巻くはずだったのに、とうなだれた。
そんなに楽しみにしているとは全く思っていなかったので、
つい、効率を優先して、仕事のようにさばいてしまったのだった。


年末、夫と、「ぐるりのこと」を見ていて、
夫であるリリー・フランキーが、妻に「決めないで」と言うシーンで、
妻は「だって、あなたがちゃんとしないから、こっちで決めてやっていかないと何も進められないじゃない」というようなことを言うのだが、私も全く同じ意見で見ていたのを、夫は夫側の意見で全く同調していた、ということがあった。
夫は、今、自分がそういう気分かどうかを大事にする。
私は、脳というものは、そういう気分になるのを待っていてもならないらしいので、自分にそういう気分に「させる」ことを行うようにしている。
私は私が仕事でやれることを家事にも転用して効率良く回していこうとするが、
夫はむしろ、家庭内を仕事みたいに回していきたくない。
私は、家庭というのはある程度いろいろと馴化しないと日々が送れないと思っているが、
夫は、恋愛でいたいのだ、と年末、私に言った。


夫に、お弁当のおかずについて、そういえば、リクエストしないよね、と聞いた事がある。
してもいいんだよ、と言うと、夫は、「お弁当を開ける時の楽しみがなくなるから、できるだけ知らないでいたい」と言った。そして夫はなんと「お弁当は、自分にとってプレゼントみたいなものだから」と言ってのけたのだった。
私は、なんという恋愛脳か、と、愕然とした。しかも数年前とかの話ではない。先月の話だ。


リクエストをしてもらうのは、献立を考えなくていいので、助かる。
しかし、プレゼントだと思っているなら、そこを曲げてまで助けてもらうことでもない。
私にプレゼントの気持ちがなくても、夫がプレゼントだと思えるなら、それでいい。
だけど、冷蔵庫の中身をあれこれ思い返して先を見通して計画&実行している私に比べ、夫のそれは、なんというか、ズルくないか、と思った。
そのズルさを、義母は「忌々しい」と表現する。
「忌々しいけど、やっていくしかない。男と女はもうぜんぜん違う生き物だから。子育ての練習と思うしかない」と正月にも言われた。


恋愛でいたいという夫に、私は、私は恋愛ではいられないと言った(もうすでに恋愛かどうかもよくわからないとも言った)。
それでは何もまわっていかないし、これから子供も生まれるし、と言う私に、
夫は、それでもいいと言った。
それでもいいから、自分が恋愛をしている事を、変えようとしないで欲しいと言った。
結婚したんだからこうでなくちゃいけない、とか、子供ができたからこうでなくちゃいけない、とか、恋愛でいちゃいけない、とか、いろいろと役割にはまりこもうとしたら、ひずみが生じたのだそうだ。


年末年始にかけて、何人かの人と別々に、「男に理屈を言ったところで、自分の正当性が認められてすっきりするだけで、そこからは何も生まれない上、男の心は離れていく」「家庭内において、男は全く合理的な考え方ができない不思議」について話しあった。
「でも、男女は違うからこそ、うまくまわればすごくいい状態を回転させられる気がする」と我々は言い合ったのだった。


自分の心に一番近い言葉を選ぶことが、誠実さだと思っていて、近しい人であればあるほど心は共有すべきだと思っていて、「うまくやる」ことは、相手を騙すようでよろしくないのでは、と思っていた時期がある。
しかし本当に重要なことは、私の心をそっくりわかってもらうことではなく、私がこの関係を良好に保ちたいと思っていることだ。
言いたい事のうちの8割は我慢して、本当に困ることだけ伝えなくてはいけないし、
(どうせ全部言ったって覚えてもらえない)(小言をいつも言われているという印象しか残らない)
頼み事があるなら、自尊心をくすぐるように、そこに選択肢があるといい。
選択肢があれば、「自分がやりたいこと」に錯覚するからだ。
自分がやりたくてやったことならば、仕事になりにくいし、仕事だとしても、納得しやすい。
それらは、「うまいこと」だけれど、効率と気持ちの狭間の、いい着地点なんじゃないだろうか。
手品は「嘘」ではないのだ。


効率は確かに大事だけれど、それが一義になるのは危険だ。
確かに洗い物をしている間に巻いてしまえば食事時間にカツがうまいこと揚がっていることになるが、多少それが押したところで、カツを一緒に巻きたかった気持ちを尊重してあげることが、今日の夕飯、というイベントにおいては一番大切だった。
私の着地点は「夕飯を作り上げること」で夫もそうなのだと思っていたが、夫にとっては「一緒にカツを巻くこと」だったのだ。
そしてそもそも私にとっては一食を作り上げるというルーチンワークが、夫にとってはひとつひとつ、イベントなのだという認識の違い。
子供には同じことをしないようにしようと思えるいい教訓になった。


しかしそれでも消費税ほどの忌々しい気持ち(巻いてる時に言えよ)があったからだろうか、謝罪はしなかった。


けれど食卓にのぼった巻きカツと、夫の大根の味噌汁と、「昨日何食べた?」に載っていた梅ワサビマヨソースがけのブロッコリーが美味しくて、夫も私もすっかりご機嫌になったのだった。

妊娠8ヶ月

あれから2ヶ月たって、おなかの大きさはすっかり妊婦そのものだ。
立ち上がるのがやや困難で、思わず「よっこらしょ」と言ってしまう。
しかし、コートのせいか、相変わらず電車内で席は譲ってもらえない。


今日はひな祭りで、腹の中の子はどうやら女の子であるらしいので、来年からは、毎年、女児の健康を祈って祭るのだろう。
実家ではお雛様を一段ずつ、私の分と妹の分とを飾り、母がちらし寿司を作るのが習わしだった。ちらし寿司はとても美味しいのだけど、はたから見ていても作るのが恐ろしく面倒くさそうだ。あれをやるのだろうか、私も。そして私のおひな様は無事なのだろうか。新しく、買わないとだめだろうか。


年末年始は忙しかった。


うれしいことや、たのしいこと、おいしかったことが山盛りあった。
戌の日に水天宮にも行った。水天宮は、少子化していない時はいったいどれだけの人が来ていたのかというほどの人だかりだった。
お参りを待つ間、ビニールハウスに妊婦たちだけが収容されるのだが、出荷待ち、という言葉が頭からどうしても離れなかった。


悲しかったことも沢山あった。
泣いたり大声を出したりしてもめることがいくつかあったり、ショックで2日眠れず全身が痛くなってしまって、病院で睡眠薬を兼ね備えた精神安定剤を処方してもらい、副作用で湿疹が出て痒くなったりもした。喪服も着た。


それでも、腹の中の子は、実になんともなく、ぐんぐん育って、胎動も激しく、
私の体も、私が死んでしまいたいと思おうが思うまいがおかまいなしで、健康で、体重も怒られなければ逆子ですらない。悪い菌もいなく、貧血もない。結局はまり食いもしていない。
私の周りの、数少ないママ友は、皆、つわりで大層苦しんだ、とか、切迫流産だ、切迫早産だ、後期つわりだ、自宅安静だ、逆流性食道炎だ、食道裂孔ヘルニアだ、逆子が治らない、NICUだ、と、何かと大変だったようで、みんな、そもそも虚弱な私を心配してくれる。なのに、周りの人が風邪をひいたような極寒のイベントに行ったのに一人だけ健康だったりしている。
自分がこんなに妊婦に向いている体質だとは思わなかった。
普段から無理をせず、出来るだけ省エネで暮らしているからだろうか。


そんな私でも、月の数日間、具合が悪くなったりする。
雨が降る前の日と、おなかが大きくなる数日間。


この前、みぞれが降って、以来、おなかが3日痛かった。立ち歩くとすぐにおなかが張る。横になるのも辛くて、あぐらをかいて座っているのが一番楽だった。
今日の検診で、たぶん冷えたのでしょう、と言われる。それから、急におなかがまた大きくなったから。
おなかは、均一のスピードで大きくなるのではなく、段階的で、唐突に、あれ、なんか昨日より大きい!という具合に大きくなる。それで、その、大きくなる前に、体内での臓器たちの位置取りが揉めるらしく、とても不愉快な感覚だったり、痛かったりする。この3日、冷えとともに、それもあったのだと思う。
とにかくぐんぐん大きくなるので、夫の会社の方々から頂いた妊娠線予防のクリームを、毎夜ぬりたくっている。


夫の方は、年末、突然おなかがぐんぐん大きくなり始めてから、ようやく実感を持ち始めたようだった。
それまで、あんなに欲しがった割に、肩すかしなほど、無関心に近かった。
夫にしてみれば、ただ私が具合が悪く、態度も冷たく、お弁当もなく、料理も手抜きで、現実的な、制度やお金の話しばかりするので、どんどん私が変わっていってしまうみたいで、(そして自分も変わらなきゃいけないような気がして)、この期間はとても寂しかったそうだ。
しかし、おなかが大きくなり、胎動がするようになったら、急に自分も共有できるようになったのか、楽しくなってきたようだった。


しかし、「今すごい動いてるよー!」と言って「ええー!どれどれー!」と夫が触ると、なぜか我が子はシーンと動かなくなる。
なので、胎動が激しすぎて不快な時に、夫に腹をなでて鎮めてもらっていた。
夫は、自分の手が胎児が落ち着くからだとポジティブに思っていたらしいが、本によれば、どうやら、人見知りをして不審がっているらしい。
「生まれてくる前からお父さんがよくおなかを触ってあげると、子供もなつきやすい」と書いてあったので、夫はちょくちょくおなかを触るようになった。
最近は目で、おなかが動くのがわかるほどになって、夫は私の腹に口をつけて、「元気だねー」とか「楽しいねー」とか言っている。
母親学級で「ポジティブな声がけをしましょう」と言われて以来、意識してみればネガティブな発言ばかりしている私だったので、夫の声がけは大変有り難い。
私が一番している声がけは、「おっどうしたどうした」だ。次が「大丈夫だよー」。あとは「ごめんごめん」。
両方、動きすぎる我が子への、素のリアクションなだけだ。
あと「美味しかったねー」も言うが、これは我が子にというより、胃に言っている感じがする。


我が子が激しく動くタイミング。


1位・パリの鳴き声
2位・ベッドによこたわった時
3位・ごはんを食べた15分後

妊婦外来 検診2回目

今日は曜日が違うので、先月と先生が違い、色白の、インドの神様みたいなたっぷりした顔をして、はしばしがおねえ言葉な先生だった。


我が子は順調な育ちっぷりだった。


いつものようにすばやい動きがなかったので、ちょっとおやっと思ったが、よく見たら、足が随分長くなっていて見えなかったのだ。相変わらず蹴りまくられており、やっぱりこの先生にも、「…元気だねー」と言われるのだった。心臓が4つに分かれているのがよく見える。よくできているなぁ、と感心する。
朝、夫が「もし性別わかっちゃったらどうしよーーー」と言っていたのだが、結局今回はわからず、来月に持ち越しとなった。


それにしても本日激混みで、終わるまで2時間。診察は計10分程度なのに。
旦那様と一緒に来ている人が多くて、待合室の前に座れなかったが、誰も席を譲ろうとしないどころか、B系の男に至っては「ここ俺の席って誰にもとられないように印しとかなきゃ」などと驚愕するようなことを言ってジュースを買いに行っていた。この男は本当にずっと存在がうるさく、待たされ過ぎだの(まあそうなんだけど)、帰りたいの(帰ればいいじゃん)、おめーこれ以上太れないじゃん夜米食うなよとむちゃくちゃなことを言ったりと言葉もうるさいが、咳したりくしゃみしたり、ずっと豚っぱなみたいな鼻をすする音をさせたり、「お願いだからどっかいって!うつさないで…!!!」と祈るばかりだった。


最近はチアのクリスマス公演の練習に入り浸っていて、よく動いていたためか、体重が先月と変わらなかった。

New腹巻

最近腹がまた大きくなってきたせいか、朝起きるとおなかが丸出しで、ついにはある朝おなかが痛くて目がさめて、その日は一日中下してしまった。


そんな中タイミング良く、注文していた妊婦なサイズのほぼ日腹巻が届いた!
早速装着してみる。まだそこまでおなかも大きくないので、胸の下から足の付け根の下くらいまである。腹巻、というより、体巻き、といったかんじ。


寝てみたら、見事、朝になってもおなか出てなかった!これで一安心!あったかーーー